内容紹介Introductions
全世界で500万部超の大ベストセラー!17カ国語に翻訳された名著の新版、待望の日本上陸
初版から21年、世界中のトレーダーに読み継がれる超定番が新時代に向け全面改訂!完全新訳!
『ザ・トレーディング』は、個人投資家、機関投資家を問わず、世界中のトレーダー・投資家にバイブルとして読み親しまれてきた「現代の古典」の全面改訂版です。新たな研究とテクニックが追加され、さらに内容が充実したこの改訂版は、今日のような動きの速いマーケットにも適合する秀逸な良書となっています。長期間をかけてその有効性が実証されたコンセプトは、現代のトレーダーに健全なトレーディングの実現をもたらします。
※本書は、2000年8月にパンローリングから刊行された『投資苑』を大幅に加筆・改定し、新たな章を設けた内容で、完全新訳です。
精神分析医×世界的プロトレーダー、エルダー博士の心理に基づいたトレーディングの真髄
トレーダーにとって唯一無二ともいえる実践的トレードの教科書!
マーケットへの冷静かつ理性的なアプローチを教示するこの規範的なガイドでは、自己管理とリスク管理の重要性の強調にとどまらず、それらにおける明確なルールも具体的に示されています。また、選択した投資対象の評価、トレード計画の作成、トレーディングに対する心構えを評価できるテンプレートや、有効なトレーディングシステムを独自に開発するための知識、視点、ツールなどがふんだんに盛り込まれています。
●本書「まえがき」より一部抜粋
あなたが旧著を読んだことがなく、本書で初めてトレーディングを学ぶのであれば、トレーダーとしての新しい旅路についたことを心から歓迎します。あなたが、すでに旧著を読んだことがあれば、本書の内容が21年の歳月を経た分、旧著よりいっそう示唆に富む内容になっていることを分かっていただけたら幸いです。
●本書「訳者あとがき」より一部抜粋
旧著と比べて本書の興味深い点は、21年の歳月を経て、エルダー博士自身がトレーダーとして成熟したことが、随所に読み取れることです。旧著が、エルダー博士が学び、発見したことの網羅的、百科全書的な傾向を帯びていたのに対し、本書では、それから21年という時間に堪えて、エルダー博士が「信頼するに足る」と判断した手法を厳選して解説するだけでなく、エルダー博士のトレーディング哲学が各章で語られています。それは、具体的なトレードテクニックとして、博士が愛用する「乖離を伴うスイングトレード」のみに留まらず、利食いに関する「もう充分」という考え方、機関投資家に対する個人トレーダーの唯一の優位性である「休むも相場」の重要性、得意分野の選択と集中をするという姿勢などです。
精神分析医であるエルダー博士の真骨頂ともいえる「個人の心理」と「集団の心理」がトレーディングに与える影響は旧著発刊後、学界でもその有効性が認められ、いまや行動経済学や行動心理学として、ノーベル経済学賞を授与される学問分野に発展するまでに至っています。このような人間心理の深い理解に立脚したトレード計画の策定、実行、その後の反省、規律あるリスク管理の説明は、本書をトレーディング入門書の比類の無い決定版にするものといえます。しかも、それらが具体的に手本となるフォーマットを例示しながら解説されているので、読者は、それらを自分用に手直しして使用することができます。このエルダー博士の懇切丁寧な指導は、読者にトレーダーとして本当に成功してほしいという、博士の心からの強い希望に裏打ちされたものであるということができます。私は、旧著の「訳者あとがき」で哲学者ニーチェの言葉を援用し、旧著を「血を以て書かれたもの」のカテゴリーに属する書であるという表現を用いました。旧著翻訳から18年を経て、再び新著の翻訳を担当して感じることは、本書が旧著の実績に基づいた「トレーディングの真実を語る書」であるということです。
目次Index
日本の投資家の皆さんへ
まえがき
【イントロダクション】
01.トレーディング──最後のフロンティア
02.心理が成功の鍵を握る
03.あなたに不利な勝ち目
【第1章 個人の心理】
04.なぜトレーディングをするのか
05.現実と幻想
06.自己破壊性向
07.トレーディングの心理
08.アルコール依存症患者の会から学んだトレーディングの教訓
09.損失依存症患者の会
10.勝者と敗者
【第2章 集団の心理】
11.価格とは何か
12.マーケットとは何か
13.トレーディングの舞台に登場する人々
14.マーケットの群衆とあなた
15.トレンドの心理
16.ポジション管理対予想
【第3章 古典的チャート分析】
17.チャートを描く
18.サポートとレジスタンス
19.トレンドと保ち合いレンジ
20.カンガルーテイル
【第4章 コンピューターを使ったテクニカル分析】
21.トレーディングにおけるコンピューター
22.移動平均
23.MACD──ラインとヒストグラム
24.DMI
25.オシレーター系指標
26.ストキャスティクス
27.RSI
【第5章 出来高と時間】
28.出来高
29.出来高に基づくテクニカル指標
30.勢力指数
31.取組高
32.時間
33.トレードするときの時間枠
【第6章 マーケット全般の指標】
34.新高値・新安値指数
35.50日移動平均より上にある株
36.その他の株式市場の指標
37.コンセンサス指標とコミットメント指標
【第7章 トレーディングシステム】
38.システムトレード、ペーパートレード、
すべてのトレードに必須な3つの事項
39.トリプルスクリーン・トレーディングシステム
40.インパルスシステム
41.チャネル・トレーディングシステム
【第8章 トレーディング対象商品】
42.株式
43.上場投資信託(ETF)
44.オプション
45.差金決済取引(CFD)
46.先物
47.外国為替証拠金取引(FX)
【第9章 リスク管理】
48.感情と確率
49.リスク管理の二大ルール
50.2%ルール
51.6%ルール
52.ドローダウンからの回復
【第10章 実践的なトレーディングの詳細】
53.利食い目標の設定方法──「もう充分」が強い効力を発揮する
54.損切り注文の置き方──希望的観測は禁物
55.これはグレードAのトレードか
56.可能性のあるトレードをスキャンする
【第11章 トレードの適正な記録管理】
57.あなたに課せられた毎日の宿題
58.トレード計画の作成と評点
59.トレード日誌──トレードの成果を測る
結論:終りなき旅──学び続ける方法
謝辞
著者について
参考文献
訳者あとがき
著者についてAuthor
アレキサンダー・エルダー(Alexander Elder)
精神分析医、プロトレーダー、トレーディングの指導者、SpikeTrade Groupの創設者。レニングラードに生まれ、エストニアで育つ。16歳の若さで医学部に入学し、船医として働いていた23歳のときにアフリカに寄港していたソビエトの船舶から脱出、米国へ政治亡命した。その後、ニューヨークで精神分析医として働き、コロンビア大学で教鞭を執る。精神分析医としての経験から得たトレーディングの心理に対するユニークな洞察は高く評価されている。
現在もアクティブにトレードする一方、トレーディングの指導者としての活動も続け、米国をはじめとした各国でのトレーダー向けセミナーは好評を博している。1週間にわたる集中講義「トレーダーズ・キャンプ」を世界各地で定期的に開催。テクニカル分析が一般に広まる前から、いちはやく取り入れ研究・検証を続けている世界屈指のテクニカル分析のスペシャリストでもある。オリジナル指標をいくつも開発しており、それらは極めて現実的に仕掛けと手仕舞いのポイントを捉えると世界中のトップトレーダーたちから称賛を浴びている。
代表的な著書に『ザ・トレーディング』とその旧版にあたる『投資苑』などがあり、投資書籍の金字塔として世界中のトレーダーたちから支持されている。
[訳者] 福井 強(ふくい つよし)
世界銀行投資管理局グローバル債券デスク・ヘッド(フランス・パリ在住)。G7債券ポートフォリオ・マネージャーとして金利およびクレジット・ポートフォリオ戦略の立案、実施に従事する。1984年慶応義塾大学経済学部卒業。1990年コロンビア大学ビジネススクールにてMBAを取得。明治安田生命(旧明治生命)、JICA(旧OECF)を経て、1993年より世界銀行勤務。米国証券アナリスト(CFA)。アレキサンダー・エルダー博士とは20年に及ぶ親交があり、博士は絶大な信頼を寄せている。訳書に『ザ・トレーディング』とその旧版にあたる『投資苑』(アレキサンダー・エルダー著/パンローリング)がある。
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